こどもの左利きは矯正すべきでない。

わが家の長女は、家族の中でたったひとり左利き。

左利きの人は全人口のおよそ10%前後といわれていますが、この割合はむかしから変わってないんだそうです。

またなぜ左利きになるのかもいろいろな説があり、その原因もはっきりわかっていません。

さて。

ではその左利き、こどものときにはたして矯正は必要なんでしょうか。

私は「矯正すべきでない」という考えです。

長女は小学校に上がる前ですが、すでに左利きが不自由を感じさせる場面にたくさん出会います。

ですが矯正していませんし、今後も矯正せずに育てていくつもりです。

それはなぜなのか。

理由は大きく3つあります。

  • 左利きが自然なので、無理に矯正してもうまくできない。
  • 左利きからの無理な矯正はストレスがかかる。
  • 左利きを矯正することで、左右が混乱してしまうおそれがある。

それでは具体的にどういうことなのか。

ひとつずつ見ていきましょう。

左利きを矯正すべきでない理由とは。

理由1:無理に矯正してもうまくできない。

まず右利きに矯正したとしても、左利きの時のようにうまくできない可能性があります。

そんなうまく道具を使えないことを、こどもは自分の努力不足だと感じてしまい、自己否定に走ってしまうおそれがあるのです。

また利き手を変えようとしても簡単にはいきませんから、慣れない右手用の道具を使うことで事故につながるケースも考えられます。

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にくきゅう

そういう意味では刃物ってめっちゃ危ないやん。

たとえば私が長女用に、一番最初に買った左利き用アイテムがはさみでした。

昔はいざしらず、今ではホームセンターや文房具店でも必ずといっていいほど左利き用のはさみが置いてあります。

ただ右利き用は青とピンクで色が選べたのですが、左利き用は黄色一択のみがほとんど。

これは通販で調べてみても同じでした。

このあたり、まだまだ左右平等とは言えませんね。

あと、刃物といえば包丁も左利き泣かせ。

包丁の刃って片側だけ斜めに角度がついていて、通常の包丁は左手だと刃が立たずに切れないしくみになっているんですね。

キッチンでお手伝いさせるには、包丁も左利き用が必要です。

理由2:無理な矯正はストレスがかかる。

さきほど 左利きのこどもが右手用の道具をうまく使えないとき、自己否定に走ってしまう可能性があると言いました。

そんなうまくできない自分に対して、両親や先生などが右利きへの矯正をさらに押しつけてきた場合。

その本人は「自分は嫌われている存在」だと勘違いしてしまうこともあります。

そうするとストレスがたまって、神経症や人間不信になってしまうことも考えれられるのです。

もちろん必ずそうなるというものではありません。

でもそのダメージを一生引きずって暮らしていくことに比べたら、多少の不便さはあっても左利きのまま自然に生活するほうが、こどもにとって明るい将来につながる気がしませんか。

理由3:左利きを矯正すると、左右を混乱してしまうおそれがある。

どういうことかというと、ワンテンポ遅れた行動になりやすいということなんです。

これは脳と利き手の関係が説明できますので、からだのしくみを少し詳しく見ていきましょう。

まず右の脳から出た指示は延髄と呼ばれる場所でクロスして、左半分のからだの筋肉に伝わります。

左の脳からの指示はその反対ですね。

つまり右の脳と左手、左の脳と右手それぞれがつながっているんです。

利き手によって使う脳のエリアが、きちんと住みわけできているんですね。

ですが左利きを右利きに矯正することにより、いわゆる両利きの状態になってしまうと、この脳の住みわけがはっきりしなくなるんです。

そうするとこれまで右の脳から左手に指示を出していた行動が、左の脳から右手に指示を出さないといけなくなります。

さきほど説明したこれらの指示がクロスする延髄で混乱が起きてしまうわけです。

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「どっちが出した指示なんや?」って迷ってしまうんやな。

こうなってしまうとその情報処理のために、わずかですがワンクッションおいた行動になってしまうのも理解できますよね。

一瞬で勝負がつくスポーツなどでは致命的ね欠点となりかねません。

左利きを矯正せずにいるメリット

これまでは左利きを矯正することで生まれるデメリットを見てきました。

ここからは別の角度で、左利きのままでいるメリットを見ていきましょう。

メリット1:左利きの人が発揮しやすい能力がある。

さきほど利き手と脳のはたらきについて説明しましたね。

実は左利きがよく使う右の脳。

この右の脳だけがもつ機能があるんです。

それは創造性やインスピレーション、空間認識能力です。

右の脳を良く刺激する左利きの人は、この能力を必要とする美術や音楽、スポーツなどで才能を開花しやすいといわれてます。

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よく耳にする話やから、みんなも聞いたことあるやろ?

我が家の長女も将来が楽しみで仕方ありません。

メリット2:左利きの人が有利になることもある。

一番最初にお伝えしたように、左利きは人口比からみるととても割合が低いんです。

ということは野球やボクシング、テニスなどの対人スポーツでは、左利きと対戦する機会が圧倒的に少ないはず。

それが有利にはたらいてトップアスリートとして活躍することも多いようなんです。

割合が少ないという点だけ見れば、左利きは希少価値があるとも言えるんですよね。

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実際に、長女のお友達の保護者の方々に反応されること多いしな!

そういう意味では目立つ存在ですし、憧れの対象や人気者になる可能性も高いでしょう。

左利きを矯正しなくても、大人になって困らない。

世の中には右利きに使い勝手が良いように作られているものが多くあります。

たしかに矯正することでその不便さを感じずに生きていけるというのは大きなメリットです。

ただこれまで左利きの苦労していたものが、時代の変化にともなって解消されてるものも増えてきているんです。

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調べてみたら、けっこうたくさんあるんでビックリしたで!

身近にある左利き用道具の変化をまとめてみました。

  • 左利き泣かせのねじ回しも、電動ドライバーでへっちゃら。
  • カメラのシャッターやビデオカメラは、スマホでの撮影がメインに。
  • あおいでいるうちに閉じる扇子も、いまや携帯扇風機が流行。
  • 自動改札機もICカードの普及で、どちらの利き手でもOK。
  • 缶切りもプルトップ型が主流に。

おとなになっても困るのは、事あるごとにカチンカチンと音を立てる、不快なこと間違いなしの「結婚指輪」くらいでしょうか(笑)

ほかにも左利き用の道具もたくさんのものがそろっています。

やはり左利きは矯正すべきでない。

結論としては単に使う手を変えるということだけではなく、神経を通って伝わる道順を変えることになるという点を踏まえても、こどもの時に無理な矯正はしないのが一番です。

利き手というものは、生まれつき脳にインプットされていたプログラムが発動したものなんです。

そもそも「矯正する」ものではないというのが私の考えです。

長女についても「両手を使い分けることができればいいな」と考えたこともありますが、やはりそのまま自然に育てる方針です。

これからの時代に求められるのはダイバーシティ、すなわち多様性です。

ありのままの自分で生きることが当たり前の時代なんです!

そんな現代で「左利きは行儀が悪く、親のしつけがなっていない」「団体行動の中で、ひとりだけ和を乱す左利きは恥ずかしい」なんて考え方は、時代遅れもはなはだしいと言えるでしょう。

あくまで、本人の個性としてきちんと受け入れてあげるべきです。

それでももし必要を感じて矯正をするのであれば、子どもが楽しく取り組める年齢までに始めましょう。

あくまでひとつの目安ですが、3歳から4歳くらいまでがタイミングなのではないでしょうか。

それを過ぎると左利きに慣れてしまっていて、シフトチェンジするのが苦痛になってしまうものが多いからです。

もっとも長女が成長したあと、自分から右利きにしたいと言い出せば、そのときは私も積極的に応援するつもりです。

いずれにせよ、こどもへの影響を考えて判断するのは私たち親の役目です。

後悔しないようにしましょう!

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にくきゅう

最後まで読んでもろてホンマおおきにやで!

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