苦しかったときの話をしようか

なにげなくふらっと立ち寄った本屋で、これまたなにげなく手に取った1冊。
それがこの本との出会いでした。

そんなふうに最初はたいして興味のなかった本でした。

でも読み進めていくごとに、私が今まさに抱えている不安や悩み、迷いやおそれなどが次々と浮き彫りになっていきます。

発達障害をもつ長男をふくめ4人の子どもたちの将来、ブログやSNSのセルフブランディングのちぐはぐさ、入社したときとガラリと変わって苦しくつらい仕事、そして私自身の存在価値。

すべて私が解答を求めているものでした。

そしてそれらとどう向き合えばよいのか。

読み終えた今は作者である森岡さんの経験をもとに、おそらくここを目指せばいいのではという目的地を導くことができました。

奇跡的な出会いに感謝。

これだから読書はやめられません。

人間は最初からすべて平等なんてない。

自分がナスビなら立派なナスビへ、キュウリなら立派なキュウリになるように、ひたすら努力を積み重ねれば良いのだ。(本文より)

人間は、みんな同じで平等なんかじゃありません。

目や髪や肌の色、顔のつくり、身長や体重、手足の長さなどの外見はひとりひとりちがいますよね。

知性や才能、身体能力にももって生まれた個人差が必ず出ますし、ときには大きなハンディキャップをもって生まれてくることだってあります。

さらにお金持ちの家庭に貧しい家庭、 親の七光りで不自由なく暮らす子どもがいれば、親がいなかったり親に虐待される子どももいたりします。

そんなふうに生まれた育った家庭の生活環境が、さらにそのちがいを大きくさせてしまうのです。

つまり本人の意志とはまったく関係なく、人は生まれつきちがうものだし、最初からきわめて不平等なんです。

でも……ということは。

この世界にいるすべての人が最初からちがっていて、他の誰でもない「自分」というオリジナルだと言えるんですよね!

そしてできるだけたくさんの世界を見て、自分にとって夢中になれる好きなことを探し出して磨き続ける。

そうすれば「個性」ともいうべき「自分」のもって生まれた可能性を、最大限に爆発させることができるんです!

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にくきゅう

ナスビはキュウリとはちがうんやし、ナスビは自分に合った土地を見つけてナスビらしく成長できればハッピーやんな!

私の家族でいえば、私は長男の発達障害を「彼の個性」であると捉えています。

もちろん3人の娘たちにも発達障害のようなわかりやすい特徴だけでなく、それぞれに「彼女たちだけの個性」が確実にあるんですよね。

ですから子どもたちには人と比べて引け目を感じるのではなく、自分の個性をユニークな価値(この表現、とても素敵だと思います)として発揮できるようになってくれればいいなと願っています。

そして、個性を発揮することは今後の私にとっても必要なもののはず。

そうやって自分にしかない価値を生み出すことで、最高の人生を楽しめるはずですから。

ブランドは意図的に設計したり構築したりできる。

君の本質を誠実に射抜いたベクトルを、理想の方向にスピンして引き伸ばしてブランドを設計したら、精一杯努力して理想に近づくように行動を積み重ねていくしかない。(本文より)

ものすごいシンプルですが、自分をブランディングするって結局これしかないんですよね。

ブレない行動を貫きとおした結果、実績が積み重なって相手への印象は強烈に高まります。

それによってブランド力が蓄えられてチャンスをつかむ確率がぐっと増え、さらにその力は倍々ゲームで一気に強くなっていきます。

もうこうなると周囲から得られる評判は定着して、ものごとを可能な限り有利に進めることができるようになるのです。

そうなっていく人たちを私もこれまでの職場で、SNS上で、あらゆる場面で目の当たりにしてきました。

森岡さんもおっしゃっていますが、自らの信用を生みだすような言動を続けていくうちに、現在の自分と目指す理想の自分との間に「近い未来の自分」というブランドができあがるんです。

そのためには自分自身のキャラ設定はもちろん、だれに何をどう伝えるのかも考えに考え抜いておかないといけません。

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にくきゅう

いまさらやけど、ワシにはこれが大きく不足しているんやろな。

だから優先順位がつけられないし、目先の情報に踊らされてしまうんですよね。

ちなみにこの内容、本当はこのような場で語るにはふさわしくないのかもしれません。

黙って行動に移さなければ、かえって効果が薄れてしまう可能性もありますし。
「にくきゅうはこんなこと考えてブログ運営しとるのか」と(笑)

ただ私のブログの読者には、同じように悩んでいる人がきっといるはずなので、その人たちの役に立てれば満足です。

自己肯定感が低くなっている時のつらさとは。

人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっているとき。自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれたときだ。(本文より)

森岡さんが経験されたタイトルにもなっている「苦しかったときの話」は、2014年にNHKで放送された「プロフェッショナル仕事の流儀」という番組でも紹介されました。

そこでは以下のようなエッセンスを学んだそうです。

2つの主なエッセンス

①Congruency(信念と行動の一致)の大切さ
②結果を出さないと誰も守れない

森岡さんが味わった何とも言えない苦しさがどういった内容かは、ぜひこの本を読んで直接感じてほしいのです。

長く勤めているサラリーマンの読者であれば大小あれど誰もが経験しているはずのものですから。

そして彼が出した「無力なサラリーマンである以上は「後ろ向きな仕事」は避けられない」という答えもまったくの同感です。

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にくきゅう

実際に死んだような目をしてるサラリーマンの多いこと……。

ただこの結論は、単純に独立してサラリーマンから解放されて解決しようということではないんですよね。

会社にとって辞められたら困る有力なサラリーマン、いわゆる「人財」となって、会社と対等な立場で仕事が選べるところまでレベルを引き上げないといけないという主張なんです。

そして何かを守るためには、だれが何と言おうと結果が必要だという森岡さんの揺るがない信念。

その思いは圧倒的な迫力をもっていて、まっすぐで純粋。そしてすごく熱い。
心をズドンと撃ち抜かれます。

ビジネスマンとして、ひとりの人間として、もっともっと強くなりたい。
そう思えるエピソードでした。

【まとめ】生まれてきてくれてありがとう。

君の世界を飛ぶために君は生まれてきたのだ。(本文より)

もっとも私の心をゆさぶったフレーズです。

この本の原稿はもともと私と同じ4人の子どもたちの成功のために、森岡さんが父親の執念で書き出した「虎の巻」なのだそうです。

ですから「未来の君へ」と名づけられた最後の章も、とてもお子さんに向けてのメッセージ性が強く、父親であれば涙なしで読み進めるのは難しいでしょう。

私もボロボロ泣きながらページをめくりました。

だから本来このフレーズは森岡さんのお子さんたちに向けたものなんです。

でも私は自分や私の家族もふくめ、この本の読者ひとりひとりに投げかけていると捉えてもいいんじゃないかと思うんですよね。

そしてこの作品が若者の将来だけでなく、全世界の人々の一度しかない人生を輝かせて、自分らしく幸せに生きるための指針にもなるというのであれば、それはとても素晴らしいことなんじゃないでしょうか。

少なくとも私にとっては、これからの人生を大きく変えるかもしれない1冊となりそうです。

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にくきゅう

最後まで読んでもらってホンマおおきにやで!

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